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研究会について

ご挨拶


会長:中田 至郎

初めましてこんにちは、獣医師の中田です。
昔、「ER 緊急救命室」というアメリカドラマが好きで観ていました。
登場人物に、ちょっと人間性には癖があるが自分の技術をもっと向上させたいという事から新生児外科を選択するという医師がいました。私はエキゾにもそんな所があると思っています。犬、猫………そして、その下の方にエキゾチック と考えがちですがとても興味深く、更に高度な技術や経験値を求められる現場であるという事です。ちなみにドラマの中でその医師は‘新生児がどれだけあやふやで繊細な存在なのか分かっていない、ここに求められるのは技術だけではない。’と重鎮の医師に叱責され現場から外されてしまいます。台詞にはありませんでしたが、多分、技術だけではない の後には‘その小さな命と向き合うにはあなたには愛情が無さ過ぎる。’が続いていたと思います。
そう、そこもエキゾチック診療と似ています。高度な技術と同時に繊細なテクニックや感受性。とてもやりがいがあります。
また、エキゾチックペット研究会のセミナーや症例発表会にご参加された事があれば御存知かと思いますが、とても高度な診療、外科治療等が行われています。それは、犬、猫に比べて格下というレベルではありません。

うさぎと少年九州には、画像診断等で優れた獣医師が多いと実感していますが、エキゾチックの診療は…というと、まだあまり浸透していないというのが実際のところではないでしょうか?
この度、「九州でもエキゾチックを!」「九州からエキゾチックを!!!」という思いでKEK(九州エキゾチック動物臨床研究会)を創立する運びとなりました。
多くの獣医師の皆様と共にエキゾチックを盛り上げていけたら と思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
2015年 5月吉日
会長:中田 至郎


エキゾチック動物とは

エキゾチックアニマルエキゾチック動物とは、ウサギやフェレット、鳥やカメなどの犬猫以外の人とともに生活している動物全般を指す言葉です。最近は獣医療の進歩に伴い、犬や猫では高度な医療が受けられるようになってきましたが、エキゾチック動物に対する獣医療はまだまだ飼い主様の要求や期待にこたえているとはいえません。

欧米では、早くからエキゾチック動物の獣医療が一つの分野として確立し、専門性の高い高度な獣医療が提供され、エキゾチック動物が病気になった場合には専門の病院へ行くことが当然のようになっています。日本でも犬猫以外を専門にする動物病院が増えてきていますが、先生方の個人の努力で成り立っている状況であり、獣医側が飼い主様の期待に答える責任を果たしているとは言えません。こうした状況を少しでも改善できればと本研究会は発足されました。

会則

第1章 総則

第1条(名称)
本研究会は九州エキゾチック動物臨床研究会と称する。
第2条(事務局)
この研究会は、事務局宅に事務局を置く。

第2章 目的及び事業

第3条(目的)
本研究会は犬・猫以外の飼育小動物に関する知識の交換、情報の提供等を行い、会員の診療技術の向上をめざすことを目的とする。
第4条(事業)
本研究会は前条の目標を達するために次の事業を行う。
会員の研究発表会、学術講演会、技術講習会などの開催
その他目的を達するために必要な事業

第4章 役員

第10条(役員)
本研究会には、次の役員をおく。
会長1名
副会長2名
理事若干名
監事1名
事務局・会計担当理事1名
第11条(役員の選任)
役員は正会員の中から互選により、総会において選出する。
役員の欠員が生じたときは、補欠役員を選任できる。
第12条(役員の職務)
会長はこの研究会を代表し、会務を総括する。
副会長は会長を補佐し、会長に事故ある時は、副会長がその職務を代行する。
理事は会長を補佐し、この研究会の運営にあたる。事務局長は理事を兼務する。
監事は会務を監査する。

第5章 設立年月日

第13条(設立年月日)
本会の設立年月日を平成28年8月7日とする。